1. TOP
  2. お知らせ
  3. JSPAニュース
  4. 『健康とウェルビーイングのためのセルフケア導入に関するWHOガイドライン』日本語版を上梓しました

お知らせ
NEWS

『健康とウェルビーイングのためのセルフケア導入に関するWHOガイドライン』日本語版を上梓しました

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
『健康とウェルビーイングのためのセルフケア導入に関するWHOガイドライン』日本語版を上梓しました

【ダウンロード】
 健康とウェルビーイングのためのセルフケア導入に関するWHOガイドライン(前半)
 健康とウェルビーイングのためのセルフケア導入に関するWHOガイドライン(後半)


 このたび、『健康とウェルビーイングのためのセルフケア導入に関するWHOガイドライン』日本語版を日本WHO協会、日本セルフケア推進協議会、国立国際医療研究センターの協力で、上梓することができました。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック渦中の2021年に発表された本書によれば、世界では43億人の人々が、必要不可欠な施設ベースの保健サービスを十分に利用できない状況にあります。また、世界人口の5人に1人が人道的危機の中での生活を送っており、必要な保健サービスを提供することが困難になっています。そのような状況のなかで、セルフケア導入は、個人が自分のヘルスケアに積極的に参加することを促進し、自己決定、自己効力感、自律性、健康への関与を高めるための後押しとなることが期待されます。セルフケアは当事者がひとりで行うものだけでなく、医療者、薬局、コミュニティなどが伴走支援する場合も少なくありません。

 持続可能な開発目標(SDGs)の目標3(保健医療)では、「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、ウェルビーイングを促進する」と書かれています。本翻訳が、保健医療関係者のみならず、セルフケアに関心を持つ多くの市民の方々に活用いただき、日本国内でセルフケアと健康とウェルビーイングに関する活発な議論が巻き起こり、生活者にとって有益な実践につながる契機となれば幸いです。

 最後になりましたが、翻訳を許諾いただいた世界保健機関(World Health OrganizationWHO)をはじめ、関係者のみなさんに厚く御礼申しあげます。

公益社団法人 日本WHO協会 理事長
一般社団法人 日本セルフケア推進協議会 業務執行理事
中村安秀

*********************************************


本書は2021年に世界保健機関により 「WHO guideline on self-care interventions for health and well-being」と題して出版されている。 © World Health Organization 2021

尚、WHOは2022年に改訂版を発行している(下記URL参照)。
https://www.who.int/publications/i/item/9789240052192

日本WHO協会、日本セルフケア推進協議会、国立国際医療研究センターは、世界保健機関により本書の日本語版の翻訳・出版権を与えられており、日本語訳の質と忠実さに関する責任の一切を負うものとする。英語版と日本語版との間に齟齬がある場合は、英語版が原書であり正規版である。 邦題は、『健康とウェルビーイングのためのセルフケア導入に関するWHOガイドライン』である。

英語版から日本語版への翻訳は、日本WHO協会の中村安秀、渡部雄一、木下英樹、日本セルフケア推進協議会の岸智明、柳谷祐樹、曽我夏実、国立国際医療研究センターの春山怜が担当した。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加