「5年前の体を取り戻す」運動で、フレイル予防を実現—JSPA健康サイクル検討部会が講演会開催

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2025年6月8日、日本セルフケア推進協議会(JSPA)の健康サイクル検討部会は、運動専門家として理学療法士の所澄人先生(株式会社Blacne代表取締役)を講師に招き、「身体的フレイル予防と生活習慣改善」をテーマにした講演会を開催しました。高齢者が定年退職後に体調を崩す事例が多い現在、セルフケアの観点から「運動習慣」の重要性が改めて注目されています。

所先生は講演で、フレイル(身体の虚弱状態)について「改善できる状態」と強調されました。階段を駆け足で上がれなくなった、ペットボトルの蓋が開けにくい、日中の疲労感が強いなど、日常生活で感じる違和感が、フレイルの初期段階を示す兆候だと指摘。こうした状態を放置すれば加速度的に衰えが進む一方で、適切な運動と習慣改善により「3歳程度の若返りが期待できる」と述べ、参加者に実践の可能性を示唆しました。

講演では、体を支える3つの要素―股関節、背骨、肋骨に着目した運動法が提示されました。椅子に座ったままできる脇腹伸ばし、体のねじり運動、背伸び、そして立位での股関節運動など、いずれも特別な器具を必要としない日常的な動作です。所先生は「ラジオ体操代わりに毎日続けること」「1日1種目からのスタートでよい」と述べ、ハードルの低い継続を推奨。講演後には実技の時間を設け、参加者たちは実際に体の変化を実感していました。

本講演は、JSPAのセルフケア推進理念と合致しており、医療機関への過度な依存ではなく、個人が自身の体と向き合い、実行可能な予防習慣を身につけることこそが、健康寿命延伸の鍵です。所先生も「自分でやれることは山ほどある」と強調し、参加者に2週間の継続実践を促されました。

退職後の人生を充実させるか、病院通いで終わらせるかは、私たちの今この瞬間の選択と積み重ねにかかっています。JSPAは引き続き、健康寿命の延伸のための発信と活動を続けてまいります。

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